日常ブログやってます
江國香織さん。優しいような怖いような、人間の心の奥深くにある部分に手が届きそうな、そんな文章を紡いでいるといつも感じています。
物語はもちろん、エッセイもそんな言葉がちりばめられ、読むのが一瞬怖いけれど、でも絶対手に取ってしまう本たち。
そんな江國香織さんのエッセイをぜひ読んでほしいのです。
どんな本なの?
江國香織さんが夫と過ごす日々を主に描いているエッセイです。
「結婚」「夫婦」って「普通」だと思っていました、私自身が結婚するまでは。
周りの友人が結婚し始め、私自身も結婚をし、「夫婦」に「普通」はないんだなと思うようになりました。
もちろん自分たちにとっては「普通」なんです。「日常」なんです。
だけど「普通」ではない。そんな矛盾したものかもしれません。
「夫婦」。
その二人だけの形があって、同じ形は二つとない。ほかの人とは分かり合えない感情。
大人にしかできない依存
この江國香織さんの言葉を読んだとき、ちょっとゾクゾクしました。
今はまだ結婚してそんなに経っていないけど、これから何十年先、結婚して20年、30年経った時に読むとまた違った感情が沸き起こるかもしれない。
だからこの本は絶対手放せないなあ、と。
そこにあるだけで、ゾクゾクする。中身を読んだわたしだけ。
読んでいない夫は、「いくつもの週末」って羨ましいな~くらいのワードに過ぎないんだろうけど。
そんな夫はほっといて、女性のみなさんに手に取ってもらいたい1冊です。
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