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『白夜行』や『流星の絆』などミステリーを中心とした作家として有名な東野圭吾さん。
そんな東野圭吾さんが実はクリスマスを題材にした、絵本のような物語を書かれているのは知っていますか?
小説家の方が書かれているので、大人の方でも読みやすい優しい文章で、お子さんと一緒に読んでほしい1冊です。
どんな本なの?
東野圭吾さんと言えば、ミステリーを中心とした小説家として大変有名です。
一度は読んだことある!という方や、ドラマで見たことがある!という方も多いのではないでしょうか。
そんな東野さんですが、実は絵本のようなクリスマスの物語を出版しています。
『サンタのおばさん』は 絵と文で小さい子どもも一緒に楽しめる本です。
サンタさん=赤い衣装・高齢のおじいさん・白いひげ、、などなど、サンタクロースとはこういう人という暗黙の了解が皆さんの中にもないですか?
この物語は、「サンタさんとはどんな人」をベースとしたお話です。
サンタさんって本当に男性だけ?白いひげが必要?赤い衣装?
子どもの時からずっと当たり前に描かれているサンタクロース像に「?」と物語の登場人物にも、読んでいる私たちにも問いかけています。
感想
主人公のおばさんがサンタクロースになるとき、それぞれの国のサンタクロースが「サンタさん=」のイメージに反する女性に戸惑ってしまう。
「サンタクロース」というワードではありますが、これは現実世界にも通用する深いお話でもあります。
サンタクロースに限らず、「あの人はこういう人だから」「これはこういう人でないと」など、目に見えない暗黙の了解やレッテルに縛られてしまう場面は多いのではないでしょうか。
サンタクロースは、男性しかできないの?赤い衣装じゃないといけないの?
でも、男性のいない家庭ではだれがサンタクロース役をするの?
国によっては赤だと動物に襲われちゃうよ!
人や場所、立場、人生、経験など様々な出来事から、同じ事柄に対しても考え方が変わります。
「当たり前」ってなんだろう。
日常に潜んでいる先入観やレッテルに改めて気づかされる物語です。
お子さんと読んで、一緒に感想を言い合うことでまたいろんな視点が生まれるかもしれません。
ぜひクリスマスに、家族で一緒に読んで楽しくお話しする機会にどうですか?
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